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年の暮れに演奏される「第九」の魅力

年末になると、毎年決まってベートーベンの「交響曲第9番」が演奏されます。
場所によっては、この第九の演奏を聴くだけでなく、市民が合唱に参加できるイベントが開催され、大いに賑わいを見せるところもあります。
実際、年々参加者も増える傾向にあり、第九の演奏日までに熱心に合唱の練習が繰り替えされています。
また、参加者の声からは、一度この第九の合唱に参加すると、止められなくなるという声をよく聞きます。
第九には、人を引き付ける不思議な力があるのでしょうか。

もともと、第九が年末に演奏されるようになったのは、日本独特の文化です。
この文化が形成された背景には、日本のあるオーケストラ(管弦楽団)が、きっかけでした。
このオーケストラは、演奏会を開いてもなかなか、観客数が満員になる事がなく、経営が赤字状態になっていた時代がありました。
この頃、ちょうど年末の演奏会で、たまたまベートーベンの第九番の交響曲「合唱付き」の全曲演奏を始めて試みたところ、非常に聴衆にうけ、それ以降、第九は日本の人々に広く知られるようになった、と言われています。

一度第九を聞くと、誰もが圧倒的な力量感と、荘厳な旋律による合唱に魅了される事でしょう。
第九演奏会における合唱に参加する人々も、聴くだけでは満足できず、自ら唄ってみるというスタンスに変化していったケースが圧倒的に多い特徴があります。
そういった点で、第九は時代と共に人々に愛され、人々が育んできた面も大きく、またこのような背景こそが、人の心を掴んで放さない、第九の魅力に発展していったとも言えます。

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